独学×留学なしでフランス語スピーキングをマスターする5つのステップ
Salut!おさです。
「フランス語、話せるようになりたい」
この想いを抱えていながら、「独学じゃ無理かも」「留学できないし」と諦めてしまう人が多いと感じます。
でも、安心してください。私は“勉強嫌い”だったけれど、独学とちょっとした工夫だけでスピーキングをマスターしました。その後の1年間の交換留学や大学院留学、海外インターンを経て、フランス語で自由に会話できるようになったんです。
どうやって勉強嫌いの私がここまでフランス語を上達させることができたかはこちらをご覧ください。
今回は、そんな私が実践してきた5つの勉強法を、リアルな体験談と共にご紹介します。「留学しないとダメ」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
おさのスピーキングレベルは?
「そもそもこの記事を書いている人って本当にフランス語が話せるの?」と思う方もいるでしょう。私も、どれだけ役立ちそうな勉強法を見ても、「書いた人のレベルが分からない」と不安に感じることがありました。
私の場合、フランス語を日本の大学に入ってから学び始め、最初は簡単な挨拶すら覚束なかったんです。でも、試行錯誤を重ね、大学3年生の交換留学ではDALF C1を取得。その後も大学院留学や海外インターンで磨きをかけ、今ではネイティブから「フランスで生まれ育ったのかと思った」と言われるほどに。
今回はその道のりで実践した、再現性のある勉強法をご紹介します!
ステップ1:使うための「文法」を習得する
「フランス語を話せるようになるには、文法を覚えないといけない」と言われます。でも、大事なのは「文法を覚えること」ではなく、「文法を使うこと」。ただ本を読んで終わりでは、実践には全然つながりません。
私が意識したのは次の3つのステップ:
- 文法事項を深く理解する
たとえば、複合過去(passé composé)を学ぶなら、「過去の出来事を表す」「助動詞avoirやêtreを使う」など、ポイントをしっかり押さえます。 - 学んだ文法を使ってフレーズを作る
Je suis allé(e) au cinéma.(映画館に行きました)
J’ai mangé une crêpe.(クレープを食べました) - フレーズを声に出して反復する
作ったフレーズは、何度も口に出します。声に出すことで「知識」ではなく「感覚」に落とし込むことができます。
多くの人が1つ目のステップだけで終わりがちですが、実際に話せるようになるのは、このプロセス全体を踏んだときです。
ステップ2:「発音記号」で単語を音から覚える
「文法が分かったら次は単語!」と思うかもしれません。でも、書いて覚えるのはNGです。会話に使える単語を増やすためには、発音記号を使って「音」で覚えるのが効果的。
たとえば、chaud(暑い)やchaîne(チェーン)を学ぶとき、発音記号[ʃo]や[ʃɛn]を意識して覚えると、後からリスニングやスピーキングが驚くほどスムーズになります。
ステップ3:「独り言」でアウトプットを強化する
単語と文法が揃ったら、次はアウトプット!でも、「話す相手がいない」という方、多いですよね。
そんなときにおすすめなのが「独り言」。
実践例:こんな場面で独り言
- 家で「明日の予定は何だっけ?」→Qu’est-ce que je dois faire demain ?
- 街を歩きながら「今日は良い天気だなあ」→Il fait beau aujourd’hui.
- 目の前の光景を描写してみる → Il y a un chat noir sur la voiture.
独り言のいいところは、誰にも聞かれる心配がないので失敗を恐れず練習できること。そして「話す」こと自体への抵抗感がどんどん減っていきます。
ステップ4:実際の会話で瞬発力を鍛える
独り言だけでは鍛えられない部分、それが「瞬発的にフランス語を返す力」。これを伸ばすには、実際の会話が欠かせません。
私は大学時代、フランス人の先生や留学生と話すことでこのスキルを磨きました。ただ、全員がこうした環境を持っているわけではありませんよね。
そこでおすすめなのが、オンラインフランス語レッスン。
- どんな人におすすめ?
フランス語を話す相手がいない方
自然な会話の流れに慣れたい方
スカイプやZoomを使ってフランス人と話せるため、実際の会話力が飛躍的に向上します。
ステップ5:フランス語特有の音の変化を理解する
最後に、フランス語の「音のルール」を学ぶことで、会話力をさらに一段アップさせます。
例:リエゾンや脱落
- Les enfants(子供たち):[le.z‿ɑ̃.fɑ̃](リエゾンで「レザンファン」と繋がる)
- Je ne sais pas(分かりません):[Chais pas](省略して「シェパ」と発音される)
こうした音の変化に慣れると、ネイティブのスピード感に自然と対応できるようになります。
まとめ:フランス語スピーキングの鍵は“使うこと”
今回ご紹介した5つのステップを実践すれば、留学や語学学校なしでもフランス語を話せるようになる道筋が見えてくるはずです。
- 文法を理解し、使う
- 発音記号で音から単語を覚える
- 独り言でアウトプットを習慣化する
- 実際の会話で瞬発力を鍛える
- 音の変化を理解し、聞き取り&発音を強化する
フランス語を話すことで、あなたの世界はきっと広がります。 少しずつでいいので、今日から挑戦してみませんか?
それでは、A bientôt!