リーディング

【前編】フランス語をスラスラ読む秘訣

【多読編】フランス語をスラスラ読む秘訣を徹底解説!
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Salut!おさです。

フランス語検定でリーディングの点数を伸ばしたい!

フランス文学を原文で楽しみたい!

と考えているあなたへ。


でも、いざリーディングの勉強を始めてみると、
スラスラ読めないどころか、いつの間にか挫折しそうになってしまう。

誰もが経験したことあると思います。

よくあるアドバイスには
「とにかくフランス語をたくさん読むべき」と書かれています。

しかし、闇雲に量をこなすだけでは、
かえって時間を無駄にしてしまうことも…。


この記事では、「多読」を効果的に取り入れながら、
効率よくフランス語のリーディング力を伸ばす方法をお伝えします。

これを読めば、「フランス語が読めない」から脱却し、
スラスラと文章を読みこなせるようになる道筋が見えてきます!

では、一緒に進めていきましょう。

なぜ「多読」だけではリーディング力が伸びないのか?

「リーディングはとにかくたくさん読めば伸びる」と耳にしたことはありませんか?
しかし、星の王子さまを読もうとしたり、
フランス語検定の問題を解き続けても、

「思うような成果が出ない…」

そう悩んだ経験をお持ちの方も多いはずです。

おさ
おさ

私もフランス語を始めたての頃、Amélie Nothombの小説を読んで挫折しました…

その理由は、多読の目的を正しく理解していないから。

多読の最大の目的は、
フランス語を読む作業に「慣れる」ことにあります。

ですが、慣れる以前にフランス語の「基礎知識」が不足していると、
読解力はなかなか伸びません。

精読と多読:それぞれの役割を知ろう

精読とは?基礎を固める学習法

精読は、フランス語の文章の文法や単語・表現をしっかり分析して理解する学習法です。
以下のようなプロセスが重要です:

  1. 自分が読めない理由を分析する
    • 知らないフランス語の単語がある?
    • フランス語の文法がわからない?
    • フランス語特有の表現に慣れていない?
  2. 「わからない」を「わかる」に変える
    • フランス語の辞書や文法書を使い、丁寧に理解する。

これにより、フランス語の基礎力を着実に築いていくことができます。

「精読」のポイントについては、
後編のこちらをご覧ください。

合わせて読みたい
【後編】フランス語をスラスラ読む秘訣
【後編】フランス語をスラスラ読む秘訣

多読とは?慣れを鍛える学習法

一方で多読は、フランス語の文章を大量に読むことで、
フランス語の「知識を引き出すスピード」を高めるトレーニングです。


知識は増えなくても、以下のようなメリットを得られます:

  • フランス語の文章を読むスピードが向上する
  • 知らない単語があっても、文脈から理解する力がつく
  • フランス語に対する抵抗感が薄れる

精読→多読:この順番が成功のカギ!

ここで重要なのは、「精読」を先に行い、その後「多読」に移行することです。

理由は簡単。

フランス語の基礎がないまま多読を始めても、
効率的に「慣れ」を得られないからです。

精読でフランス語の基礎をしっかり固め、
引き出すべき知識を頭にインプットしてから多読をする。

この順番を守ることで、
効率よくフランス語を「読める」ようになります。

多読のコツ:どうすれば楽しく続けられる?

多読の効果はわかったけど、どうすれば続けられるの?

そんな疑問にお答えするため、続けるためのコツをご紹介します!

1. 自分に合った教材を選ぶ

  • 初心者向け:絵本『Le Petit Nicolas』、簡単なニュースサイト『Le Monde junior』
  • 中級者向け:『Le Petit Prince』、フランス語ネイティブが書いた軽いエッセイやブログ記事
  • 上級者向け:新聞記事『Le Monde』、フランス語の短編小説
おさ
おさ

絵本はイラストも多く、読みやすいので特におすすめです!

2. 完璧主義を捨てる

すべての単語を理解しようとせず、
大意をつかむことを意識しましょう。

知らない単語が出てきても「意味はあとでわかるかも」と割り切るのがポイントです。

実際、単語を理解しようと調べた場合、
それは「多読」ではなく「精読」の作業になります。

おさ
おさ

知らない単語はついつい調べたくなりますが
多読をしている時はグッと我慢しましょう

3. 習慣化する

  • 毎日10分、多読に挑戦する「フランス語タイム」を作る。
  • 読んだ内容をノートにメモしてアウトプットする。内容を記録することで、達成感が得られると同時に、記憶の整理にもつながります。
おさ
おさ

お休みの日にまとめて勉強するよりも毎日コツコツ勉強したほうが
フランス語の文法や単語が定着しやすいです!

リーディング力を伸ばす多読の成功プロセス

多読の成長プロセスは次のように整理できます:

  1. フランス語の文章をたくさん読む
  2. フランス語を読む作業に慣れる
  3. フランス語を読むスピードが上がる
  4. フランス語がスラスラ読めるようになる!

まとめ:精読で基礎を固め、多読で「読める」を実現しよう

多読はフランス語のリーディング力を伸ばす上で非常に効果的ですが、
それだけに頼ると効果が出にくいことを説明しました。

まずは精読で基礎を固め、
それを土台に多読を取り入れることで、
効率よく「読める」を実現できます!

ぜひ、手元にあるフランス語の教材を一冊手に取って、
まずは精読から始めてみましょう。コツコツ積み重ねれば、フランス語の世界が広がります!

最初のステップである、「精読」については、
こちらのブログをご覧ください。

合わせて読みたい
【後編】フランス語をスラスラ読む秘訣
【後編】フランス語をスラスラ読む秘訣

ABOUT ME
おさ
おさ
明日から使えるフランス語
札幌生まれ札幌育ち。
大学の第二外国語でフランス語と出会う。

Aix en Provenceに1年間交換留学。
卒業後、Lyonの大学院に2年間正規留学。
その後Aix en Provenceに戻り6ヶ月間インターンを経験。

フランス語検定1級、DALF C2 保持

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